
健康的に見られがちだけど
今でも体重に一喜一憂
30代でヨガと出会い、かれこれ20年ほど、ほぼ毎日ヨガをする生活を送ってきました。
その間に出産も経験しましたが、服のサイズが変わってしまうほど太ったり痩せたりすることはなく、家族や他人からも、あきらかな体型の変化を指摘されることはありません。
でも実は、太りやすくてむくみやすい体質だという自覚があって、日々の体重の増減に未だに一喜一憂してしまうところがあります。
健康への意識はそれなりに高いほうだと思うけれど、月星座蟹座らしく、料理やお菓子づくりが大好き、そして家を居心地よく整え、一人や家族でのんびり過ごす時間になにより幸せを感じるインドア派のため、油断したらあっという間に2、3キロ増えてしまいます。
そのためダイエットの意識はいつもどこかにあって、今より大幅に何キロも落としたいわけではないけれど、「太りたくない」という気持ちは、人並み以上に強い気がします。というか、太ることに怯える気持ち自体を手放したい、というのが深層心理かもしれません。

ヨガやパワーウィッシュで
月のサイクルが「自分ごと」になった
ムーンクリアリングをきっかけに月星座に興味を持ち、新月と満月の日に、願いや目標をノートに書き込むパワーウィッシュを習慣にしたことで、これまでの人生ではあまり意識してこなかった「月のサイクル」がぐっと身近なものになりました。
ありがたいことに、10代の頃から生理で体調が悪くなるといった悩みもなかったので、月の満ち欠けが生物の体にどれほど強く影響を及ぼすのか、自分ごととして捉えたことがなかったのです。
でも、2年前にヨガインストラクター資格を取得するために受けた講座で、ヨガの伝統的な流派の一つであるアシュタンガヨガでは、新月と満月の日は練習を休むように定めた「ムーンデイ」があると知りました。
満月の日は心身が興奮状態になりやすく、ケガをしやすい。
新月の日は逆にエネルギーが低下し、集中力が落ちやすい。
いずれの場合も練習には向かないコンディションであり、この日は自然に身を任せてゆっくり過ごすのがいい、という考えに沿ったルールだそうです。
わたしが受講した講座では、新月と満月の日もレッスンは行われましたが、その代わりアクティブな太陽礼拝は短めにして「月礼拝」というゆったりとしたシークエンスで体を動かすことも多かったです。
ヨガを愛好すると、自然に月に沿って暮らすことになるんだな、と感じました。

体と月のリズムを重ねてみれば
もっと自然体で生きられる
そんなわたしが今年に入ってもう1段階深く、「体と月の関係」を捉え直すきっかけがありました。
その1つが、Keikoさんがスタートされたポッドキャスト「Keiko的ムーンウェルネスな日々」の4月13日のエピソード「満月を見たら、体がおのずとダイエットモードに?」を聴いた時。
「満月はあらゆるものを“溜め込む”エネルギーが強いので、体重は1、2キロくらいなら当たり前に増える。だからダイエットをするなら、満月を過ぎて新月に向かう2週間を利用するのが効率的」とのお話を聴いて、まさに、と膝を打つ思いでした。
ヨガを毎日していると、満月前は普段より体がむくんで重く感じられる実感はあったし、新月の日はファスティングをして過ごすことも多かったのですが、いずれも「そうするのがいい」という誰かの話を聞いたり、自分の体の声を聞いて取り入れていたこと。
でも、その日のKeikoさんのお話は、そもそもなぜ体がそういう反応を起こすのか、それは月のエネルギーの変動によるものである、という前段の部分が語られていたのが新鮮で、「なるほど、やっぱりわたしたちの体は月や宇宙とつながっているんだ」と深く納得したのです。
もう1つのきっかけは、わたしが最近、アシュタンガヨガのレッスンに通い始めたこと。
そこでは「ムーンデイ」がしっかりとレッスンスケジュールに反映されていて、新月と満月の日はスタジオ自体がお休みになります。
それを知って「あ、やっぱりね」と納得している自分に対して、いつのまにか月の動きに沿って生きているんだなぁと感慨深くなり、同時に、それは単なる変化ではなく、生物や感性としての進化でもあるように感じています。
願わくば、この進化の先に、2、3キロの体重の増減くらいで一喜一憂しない、それでいていつもスッキリとすこやかな心身をキープできている、そんな境地にいきたいものです。