なぜ今スピリチュアルなのか
ロジカルに語った記事が話題に

風の時代がスタートしてから、「スピリチュアル」という言葉も概念も、どんどん身近で当たり前のものになってきている。少なくともわたしには、そんな実感がある。
月星座を知り、パワーウィッシュを始めたのは2021年のこと。それから数ヶ月が経ったころ、こんな記事を書いていた。
「堂々とスピリチュアル系」(2022年1月28日のnote)
この文章を書いたきっかけは、まさにKeikoさんのパワーウィッシュについて取材を受けることが続き、そうした記事を読んだ友人や知人から「奈緒さんがスピリチュアルにハマるなんて意外」といった反応をもらったからだった。
お得意の理屈っぽさ全開で、なぜ今スピリチュアルに惹かれるのか、堂々と語ってみたくなったのだ。
スピリチュアルが好きな人は、周りに知られないようにこっそり、ひっそり、一人で星を読んでいるイメージがあるのだろうか。そこに対極とも言える「堂々と」という言葉を組み合わせたタイトルがよかったのか、noteのフォロワー数もまだ少なかったのに、なかなかここまで「スキ」と押してもらえることはない、という350以上のハートマークをいただけた1本となった。
意識を高く持って暮らすことに
価値が置かれる時代になった

パワーウィッシュやムーンクリアリングを日常に取り入れるようになって5年目。今も「堂々とスピリチュアル系」なのは変わらず、もはや「意外」なんて声も届かなくなってきた。
今年の始め、Voicyであやじまさんと対談をした際、会話の中で「風の時代に『スピリチュアルがあやしい』なんて言うほうが古いよ」と笑い飛ばしたら、あやじまさんがそのまま放送タイトルにしてくれて、大反響。
その月は、わたしの放送に興味を持ってくださる方でプレミアム加入者数が急増したのも記憶に新しい。
この一件からも、ここ数年でスピリチュアルは「あやしい」どころか、むしろ「意識が高い」という言葉に置き換え可能になりつつあるように思う。
実際、Keikoさんのメソッドを実践していると、人生に対しても、暮らしに対しても、意識はどんどん高くなっていく。
月のサイクルに沿って地球や自然に寄り添って暮らし、自分と家族と周りの人たちを大切にして、現状に甘んじることなく向上心を持ち、新しいことにチャレンジするようになるから。

ところで「意識高い系」も、少し前までは、どことなく皮肉めいたニュアンスの表現として使われがちで、わたし自身もそうした人種(?)として取材していただく機会も多かったけれど、その表現にモヤッとする感覚もどんどん薄れてきた。
「意識が高いと言っていただけるなんて、ありがとうございます!」という気持ち。
だって、いわゆる「意識高い系の暮らし」を発信したところで、誰かに迷惑をかけるどころか、「自分もそんなふうに暮らしたい」と、わたしのVoicyやnoteをフォローしてくださる方、つまり価値観でつながりあえる仲間は増える一方なのだから。
古い価値観にとらわれないで
今この瞬間の感覚に素直になる

風の時代に入った翌年にKeikoさんのメソッドに出会い、それを実践するライフスタイルを公開していたら、出会いが増え、その輪が広がり、運も上がってきたと感じているからこそ、わたしは声に出して伝えたいのだ。
「スピリチュアルは堂々と実践したほうがいい」と。
これだけ変化のスピードが速い時代、少し前までマイノリティだったものが、いつの間にかマジョリティになっているのは、別にめずらしいことでもない。
わたしの大好きなヨガだって、今ではすこやかなライフスタイルの代名詞だ。
宗教的な行いといったイメージがあった瞑想も、世界トップ企業がこぞってビジネス効率アップのために取り入れている。
ちょっと前まで「あやしい」なんて見られていたものが、今や「みんなが当たり前にやっていること」。

だから、ちょっと前までの価値観で決めつけたり、警戒したり、拒んだりするのではなく、「なんかよさそう」と今この瞬間に心が動くものは、軽やかに取り入れてみる。
それが楽しいと感じられたら、素直に、自分の人生を豊かにしてくれるものとして活用すればいい。
少なくともわたしにとってのスピリチュアルの入り口は、そうだった。
あのとき、Keikoさんの本を読んで、インスタライブを観て、「面白い!もっと知りたい」と軽やかに扉を押した自分を、4年後の今、誇らしく思っている。